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パワードワーカー

現場を想定した検証実験2(積載量300kgアンチ編)

パワードワーカー2台のドッキングで積載量300kgの検証実験

パワードワーカー正規品を2台使用した「最大積載量300kg」の耐久性検証実験
【テコの原理】
テコの原理
パワードワーカーはテコの原理を利用し、重量物運搬を可能にしています。

2020/02/26
【検証内容】
以下のA~Cをパワードワーカーに載せて運搬と重量物運搬時の方向転換が可能なのかの検証を行った。
A:3.6m支柱×20本=268kg+台車カスタマイズ重量47.6kg
B:1.8m手摺り×65本=299kg+カゴ重量82.4kg+台車カスタマイズ重量47.6kg
C:1.8mアンチ×20枚=278kg+台車カスタマイズ重量47.6kg
※各実験では最大積載量を大幅にオーバーしておりますが耐久性を検証するためのものです。ご使用の際は積載量が300kg以内のものを運搬してください。

【実験場所のコンディション】
雨の上がりたてのぬかるみもある勾配のついた砂利道・アスファルトの坂道
※事前まで雨が降っていたことでより現場に近い環境で検証が実現

【パワードワーカー本体のドッキング】

フォークを取り外したパワードワーカー本体を「2台」用意する。パワードワーカーの高さは連結ジョイントピンを使用することで丁度、くさび緊結式足場材と同様のピッチとなる。そのため、くさび緊結式足場材を利用して本体の前後に台車を延長することができ、長尺物の運搬が可能になる。通常、パワードワーカーの積載量は一台当たり150kgだが、今回2台をドッキングして使用することで実際に積載量300kgの運搬が可能なのか実験を行った。
①本体同士を縦に積み上げでジョイントピンで連結し、本体の外れ防止のためにドッキング部をボルトで固定した。
②本体2台がドッキングした前後に、くさび緊結式足場材を取り付ける。台車の組み合わせに使用した材料:●1.8m支柱×4●0.9支柱×2●0.6mブラケット×4●0.4手摺り3●0.6張り出しブラケット×2
③本体に差し込む足場材のドッキング個所も外れ防止のためボルトで固定した。

パワードワーカー
パワードワーカー
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パワードワーカー
パワードワーカー
パワードワーカー
パワードワーカー
 

【検証実験】C:1.8mアンチ20枚
アンチの検証においては、想像していたスタイルでの運搬に問題が生じた。しかし、パワードワーカーを側面同士でドッキングさせることでこの問題を克服。

①手摺りを運搬したセンターアダプターを設置し幅を広げた台車を使用。
②4tユニックを使用しアンチの束20枚を載せる
③直接載せるとワイヤーが外れないため、番木を噛ませアンチを載せる。
④アンチ20枚の束を載せると台車の高さが150㎝程度になり縦長になり運搬時にデコボコ道の振動で不安定になった。
⑤方向転換をしようとしたが、縦長のままでは転倒しかねない危険を感じ、方向転換を断念。

パワードワーカー
パワードワーカー

⑥一旦、本体を解体し、パワードワーカー同士を側面でドッキングさせる方法をとった。
⑦1.8mと0.9mと手摺り0.4mと0.2mを使用しパワードワーカーを組み立てて、それを0.2mの手摺りを4本使用し本体同士をサイドでドッキングさせる。
⑧アンチの束を10枚づつ横に並べて計20枚を載せた。
⑨左右のバランスも大幅に安定しており荷崩れ防止の手摺りは設置しなかった。
⑩二人で運搬したが、安定性が増したため運搬も方向転換も容易にできた。

パワードワーカー
パワードワーカー
パワードワーカー
パワードワーカー
パワードワーカー

⑪持ち上げた時に、前後の高さに違和感を感じたため0.4mの張り出しブラケットを持ち手部分に設置した。
⑫前後左右の安定が充実し、さらに運搬・方向転換も容易になり荷物も軽量に感じた。

パワードワーカー
パワードワーカー
 

コメント
アンチ20枚の検証実験では、縦に20枚を重ねた束を載せると運搬時に転倒する可能性もありとても危険であることが分かった。特に方向転換は危険性が増すので禁止としたい。アンチを運搬する際は安定を重視しサイドでドッキングする方法が望ましく、10枚を超える高さの運搬はしない方が賢明である。
前回の検証時に行ったパワードワーカーシングルの状態で10枚づつ運搬する方が効率がいいのかもしれない。
協力会社:SK‘sLLC

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